R6埼玉県中学校等教育課程研究協議会（社会　行政説明）

埼玉県義務教育指導課

10 Jul 202420:07

Summary

TLDRこのビデオスクリプトは、中学校における社会化の行政説明を内容とする。教師に対して、学習指導要領の理解を深め、主体的学習の評価方法、社会的な見方や考え方を育成することが求められる。また、小学校と中学校の学習の接続・発展についても触れ、教育の継続性を強調している。

Takeaways

📚 この行政説明は、中学校における社会科の教育に留意すべきことや積極的に取り組むべきことを紹介しています。
🔍 社会科の授業では、主体的に学習に取り組む態度を評価することが重要で、粘り強く取り組む側面と自己学習の調整を試みる側面の両方を評価します。
🏫 学習指導要領において、学習内容に対する関心だけでなく、より深く学ぶ意欲を評価することが求められています。
📈 社会化の授業では、社会的事象を理解し、社会課題を把握し、解決に向けた構想を学びます。
📝 埼玉県の教育家庭実践事例は、学校での指導と評価の充実を目的に、具体的な事例を示しています。
👨‍🏫 先生方は、社会化の授業を通じて、生徒の主体的学習態度を育成し、社会課題に対する関心を高める役割を担っています。
👦 生徒は、社会科の学習を通じて、社会的な見方や考え方を学び、現代社会を深く理解し、社会に貢献する力を持つことが目標です。
🗂️ 学習の評価は、学習評価の方針を事前に児童生徒と共有し、保護者にも評価の意義について説明することが重要です。
🌐 社会化の授業では、地理的、歴史的、現代社会の見方や考え方を通じて、主体的で深い学びを実現することが求められます。
📉 学習の評価は、日頃から黒丸（詳細なフィードバック）を通じて行い、期末の白丸（グレード）を単独で判断するのではなく、総合的に評価することが推奨されています。
🔗 小学校と中学校の学習指導要領は、継続と発展を図る内容構成を持ち、小学校での学びを踏まえ、中学校でさらに深めることを目指しています。

Q & A

社会化の授業を進める際に留意すべきこととは何ですか？
-社会化の授業を進める際には、主体的に学習に取り組む態度を評価することが重要です。粘り強い取り組みや自らの学習を調整しようとする側面を評価することが求められます。また、学習評価の方針を事前に児童生徒と共有し、保護者の理解を得るよう説明を行うことが重要です。
学習指導要領の前面実施から小学校5年目中学生は4年目を迎えていますが、主体的に学習に取り組む態度に関する評価の趣旨はどうですか？
-主体的に学習に取り組む態度の評価は、粘り強い取り組みを行おうとする側面と自らの学習を調整しようとする側面の2つを評価します。前者は知識や技能を獲得する際の粘り強さを評価し、後者は学習状況を把握し、学習の進め方について思考錯誤するなど、自らの学習を調整しながら学ぼうとしているかを評価します。
社会化における具体的な評価方法や留意点はどこで確認できますか？
-社会化における具体的な評価方法や留意点は、県が作成する教育過程指導評価資料にまとめてありますので、その資料をご覧ください。
埼玉県教育家庭実践事例は何ですか？
-埼玉県教育家庭実践事例は、小学校版と中学校版があり、それぞれ令和4年3月と令和5年3月に公開されました。これらの資料は学校における各教科等の適切な指導と評価の充実を目的として、具体的な事例を示したものです。
社会的な見方考え方とは何ですか？
-社会的な見方考え方は、社会的事象等の意味や意義、特色や相互の関連を考察したり、社会に見られる課題を把握してその解決に向けて構想したりする際の視点や方法です。小中高の社会化、地理、歴史、公民など公的段階や分野科目の特質を踏まえた見方考え方の総称です。
地理的な見方考え方で社会的事象を捉える際に重要な視点は何ですか？
-地理的な見方考え方では、社会的事象を位置や空間的な広がりに着目し、地域の環境条件や地域間の結びつき、地域という枠組の中で人間の営みと関連づけることが重要です。
歴史的分野で課題を追求したり解決したりする活動を通して主体的対的で深い学びを実現するためにはどのような問の設定が必要ですか？
-歴史的分野で主体的対的で深い学びを実現するためには、単元など内容や時間のまとまりを見通して学習課題を設定し、諸資料や調査活動などを通して調べたり、思考判断表現したりしながら社会的事象の特色や意味などを理解することが求められます。
公民的分野の学習全体を見通すとともに、各大項目で着目する概念を整理する際のポイントは何ですか？
-公民的分野の学習全体を見通す際には、単元など内容や時間のまとまりを见通しながら学習改善につなげる評価を考える必要があります。また、各大項目で着目する概念を視点として設定し、生徒の現代社会の見方考え方を働かせる学習状況を見とるという視点が重要です。
学習改善につなげる評価と標定に用いる評価のどちらが大切ですか？
-学習改善につなげる評価と標定に用いる評価の両方とも大切です。生徒から見ると、白丸標定に用いる評価が大切かもしれませんが、先生方から見ると、日頃からしっかり評価（黒丸）を行っておくことが、白丸を充実させるための基盤となります。
小学校社会化の内容との関連について、どのような点に注意が必要ですか？
-小学校社会化の内容との関連では、支出能力の整理された目標を踏まえ、小中学校で扱う内容や活動を工夫することが重要です。小学校での学習を踏まえ、中学校でさらに深める内容や活動を検討し、単なる小学校の学習の繰り返しにならないようにすることが求められます。
歴史学習において、小学校と中学校で扱う内容の違いはどのようなものですか？
-歴史学習において、小学校では人物を中心に学習し、中学校では時代区分の学習を通して時代背景や要因、原因、影響などを学ぶことが求められます。小学校では具体的な出来事や人物の業績を学び、中学校ではそれらを時代区分にまとめ、より広い視点で歴史を学ぶことが重要です。